令和4年の稲荷大社のお参りである。 稲荷山を登る理由は観光ではなく、宗教ではなく、特別な写真を撮るためであった。 今年は京都の観光客が増えてきた。 写真家は朱色の建物を寄せたばっかりで、外国人に呼ばれた。
「プロみたいだから私の写真を撮ってくれないか」とお願いしてニコンカメラを渡した。
写真を撮ってあげてから観光客は清水寺へ進むらしく、写真家は稲荷山を登り始めた。
大社の人並みは新しい鳥居の穴を開けている外国人を二人通り過ぎた。 坂道にペンキさんは建ったばかりの鳥居を塗った。 道には黒い猫がいた。 高校生は猫を撫でて、階段を上り続けた。 猫の撮影中、関東の観光客は写真家に話し出した。
「猫の写真が撮れますか」と言った。
「撮りました」と写真家は返事した。
観光客は白いTシャツを着て、手にカメラをもっていた。 「写真に興味があるので、ついて行ってもいいですか」と聞いてみた。 写真家は受け入れて今回の写真目的を説明し、関東の方と一緒に道を上り続けた。
ある猫は道を進んで手水舎から飲んだ。 二人が山陰を出た所、日光が上から流れて木の葉が散って写真で撮れないほど奇麗に舞い下った。 ここから関東の方と写真家は最後の階段を登って目的先に着いた。
カメラが構内の奥に置かれていた。 カメラは北へ向かって、日光が背景に暖かく映ってきた。 場所は森に囲まれ、フレーミングの右部は明るい末社。 朱色い鳥居の上に枝が風に揺られている。 その一方、左部は薄暗い木陰の一つ末社である。 パースから左の末社の両方を松木で縦に切させる。 早目に見ると狐の赤い布だけが見えるように末社は暗い。 しかし、左の背景に葉っぱの緑が闇を割いていて、対比が強くなった。 右部と左部の真ん中は道である。 道は明るい部分に至り、視聴者は目で線を辿って隠れた部分を自分で思い描く。
神社の表に末社が並んでいる。 被写体の末社に『石宮』が彫られた。 真ん中に小さな鳥居が3本重ね、両側に狐がきちんと4匹立てられていた。 石や狐にコケが生えて、右の狐の顔がコケに覆い込んだ。 末社の柱は景色を構え、赤色・朱色と濃い緑色のコケが石色の上に不思議に合う。
鳩が一匹写真家を歩き回っていると、太陽が沈んだ。 これからの帰り道は青空の下。 道は暗くなって、電気がついた。 狛犬についた看板が出口を指した。 高校生もいないし、道は静かになった。
展望台に着くと空が焼けていて、京都の大型写真の機会が現れた。 しかし、カメラが用意されていたが、階段の上でおじいさんは
「お前!私もうここにいるぞ」と怒ってしまった。
「すみません、いつまでここにいますか」と写真家はおじいさんに聞いてみた。
「ここにずっといるんだ!」と言った
「本なら、先に写真を撮ります。問題はありませんか」と写真家は言った。
「駄目!私の写真なんだ!もう消えて」と階段の上から叫んだ
目的の写真も撮られたので写真家は去って階段を下り続けた。
日が暮れると猫達が現れた。 ある男の人が白いビニール袋を手に持ちながら、階段を下って餌を猫にやった。 男の声を聞くと猫が闇から出て、鳥居の道のとなりでぼりぼり食べた。 猫が末社の上に集まってきて餌を待っていた。 餌をやっては、次の猫へ続けて餌をやった。
情報表 | |
撮影者 | 狼牙クレシ |
撮影回 | 1回 |
行き先 | 京都市 伏見稲荷大社 |